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赤ちゃん実録ブログ
生後1ヶ月

生後1ヶ月の体重

定期的な健康診断

赤ちゃん生後1ヶ月の体重

生後1ヶ月ごろの赤ちゃんの体重は、男の子と女の子で少しずつ平均値が異なります。

一般的には、生後1ヶ月の男の子の平均体重は約4.78kg、女の子は約4.46kgとされています。
あくまで「平均値」なので、すべての赤ちゃんがこの数値通りというわけではありません。
ママのお腹の中にいたときの週数(早産・予定日超過など)や、生まれた時の体重、授乳量や体質によっても大きく変わります。

「うちの子、小さめかも…」「周りの子より大きい気がする…」と不安になりやすい時期ですが、
大切なのは“少しずつでも増え続けているかどうか”という点です。
気になるときは、ひとりで抱え込まず、小児科や助産師さん、保健センターの相談窓口などに気軽に相談してみましょう。

生後 男の子 女の子
新生児 2.98kg 2.91kg
1ヶ月~2ヶ月未満 4.78kg 4.46kg
2ヶ月~3ヶ月 5.83kg 5.42kg
3ヶ月~4ヶ月 6.63kg 6.16kg

また、体重はその日の授乳量や排泄のタイミングでも前後します。
「正確な数値」だけを気にしすぎるよりも、母子手帳の成長曲線に沿っておおむね増えているかを確認するのがおすすめです。
不安があるときや、増え方が急に変わったと感じたときは、自己判断せずに小児科医や助産師さんに相談するのが安心です。

生後1ヶ月に重要なこと・注意点

生後1ヶ月は、ママも赤ちゃんも新しい生活にやっと少し慣れてくるころ。
とはいえ、まだまだ「これで合っているのかな?」と不安になることも多い時期です。

ここでは、1ヶ月の赤ちゃんと過ごすうえで、特に意識しておきたいポイントをまとめました。

  1. 栄養面
  2. 寝具
  3. 睡眠
  4. 正しい授乳の仕方
  5. 定期的な健康診断
  6. 対象年齢に合った発育指標の追跡
  7. 十分な運動
  8. 清潔な環境
  9. 感染予防
  10. 親のサポート

 

栄養面

赤ちゃん フォーミュラミルク
生後1ヶ月の赤ちゃんにとって、母乳やフォーミュラミルク(粉ミルク)は“ごはん”そのもの。
まだ離乳食も始まっていない時期なので、ほぼすべての栄養をここからとっています。

母乳でもミルクでも、「赤ちゃんがお腹いっぱいになり、元気に成長していること」がいちばん大切。
ここでは、フォーミュラミルクを選ぶときにチェックしておきたいポイントをまとめました。

  1. 鉄分が含まれたものを選ぶ
  2. 質の高いたんぱく質が含まれたものを選ぶ
  3. DHAとARAが含まれたものを選ぶ
  4. 酸化防止剤の含有量に注意する
  5. アレルギーのリスクがある場合は特別なフォーミュラミルクを選ぶ

1.鉄分が含まれたものを選ぶ

赤ちゃんは、生まれたときにママからもらった鉄分を少しずつ使いながら成長していきます。
そのため、フォーミュラミルクにも必要な鉄分がしっかり含まれていることが大切です。
パッケージの表示をチェックして「鉄強化」や「鉄分入り」と書かれているものを選ぶと安心です。

2.質の高いたんぱく質が含まれたものを選ぶ

たんぱく質は、筋肉や臓器、皮膚など、赤ちゃんのカラダをつくるために欠かせない栄養素です。
フォーミュラミルクの原材料欄に、乳たんぱく質などが適切に含まれているか、品質にこだわっているかなどもチェックしてみましょう。

3.DHAとARAが含まれたものを選ぶ

DHAとARAは、赤ちゃんの脳や神経の発達に関わるといわれている成分です。
最近のミルクには配合されているものが多いので、「DHA配合」「DHA・ARA配合」といった表示も選ぶときの目安になります。

4.酸化防止剤の含有量に注意する

酸化防止剤は、ミルクの品質を保つために使われることがありますが、気になる方は表示を確認しておきましょう。
過度に心配する必要はありませんが、「なるべくシンプルな原材料のものが良い」というママは、成分表示を比べて選ぶのも一つの方法です。

5.アレルギーのリスクがある場合は特別なフォーミュラミルクを選ぶ

家族にアレルギー体質の人が多い場合や、赤ちゃんの肌トラブル・便の状態が気になる場合は、自己判断でミルクを変える前に小児科医に相談しましょう。
医師の指示のもとで、アレルギーに配慮した専用のフォーミュラミルクを選ぶ場合もあります。

 

寝具

赤ちゃんが一日の多くを過ごす場所が「寝床」です。
20〜30代ママの中には、おしゃれさやインテリア性も気になる方も多いと思いますが、いちばん大切なのは“安全性”です。

ここでは、ベビーベッドや布団を選ぶときにチェックしたいポイントを10個ご紹介します。

  1. 安全基準を確認する
  2. 安定性を確認する
  3. スペースの確認
  4. 調整機能を確認する
  5. マットレスの適合性を確認する
  6. 外れない固定具を確認する
  7. 素材の品質を確認する
  8. ベビーベッドの移動に対応する機能を確認
  9. 周囲の空気の流れを確認する
  10. 価格を比較する

1.安全基準を確認する

ベビーベッドは、国内の安全基準や認証マーク(例:SGマークなど)を満たしているものを選びましょう。
説明書やラベルに安全基準についての記載があるか、購入前にチェックしておくと安心です。

2.安定性を確認する

少し揺らしてみて、ぐらつきがないか必ず確認しましょう。
赤ちゃんが動くようになると、身を乗り出したり、つかまり立ちをしたりすることもあります。
そのときに倒れたりしない、しっかりとした作りのものを選ぶことが大切です。

3.スペースの確認

ベビーベッドを置く場所の広さや、ドアの開閉・動線も事前にイメージしておきましょう。
大きすぎると部屋が狭く感じたり、動きにくくなったりすることもあるので、生活動線とのバランスも大事です。

4.調整機能を確認する

マットレスの高さを調整できるタイプなら、
・生まれてすぐは高めにしてお世話しやすく
・つかまり立ちの時期には低くして転落防止
というように、成長に合わせて使い分けられます。長く使うことを考えると便利な機能です。

5.マットレスの適合性を確認する

ベビーベッドとマットレスのサイズはぴったり合っていることが重要です。
隙間があると、赤ちゃんの顔や手足がはさまってしまうリスクがあります。
購入時には「このベッド専用のマットレスか」「適合サイズのマットレスか」を確認しましょう。

6.外れない固定具を確認する

ネジや固定金具がしっかり止まっているか、簡単に外れない仕組みになっているかもチェックポイントです。
定期的にゆるみがないか確認し、気づいたときに締め直す習慣をつけると安心です。

7.素材の品質を確認する

赤ちゃんはなんでも口に入れてしまうので、舐めても安全な塗装や素材が使われているか確認しましょう。
木材や布部分は、肌ざわりがやさしく、通気性が良いものを選ぶと快適に過ごせます。

8.ベビーベッドの移動に対応する機能を確認

キャスター付きのベビーベッドは、お掃除や部屋移動のときにとても便利です。
ただし、使用時は必ずストッパーをかけて、勝手に動かないようにしておきましょう。

9.周囲の空気の流れを確認する

ベッドの周りに空気がこもらないよう、壁にベタ付けしすぎない配置がおすすめです。
また、エアコンやヒーターの風が直接当たらない場所を選び、快適な室温・湿度を保てるように意識しましょう。

10.価格を比較する

ベビーベッドはレンタルという選択肢も含めて、価格や使う期間を考えながら選びましょう。
「高い=必ず安全」というわけではありません。安全性と使いやすさ、デザイン、予算のバランスを見て、ママが納得できる一台を選んでくださいね。

 

睡眠

生後1ヶ月ごろの赤ちゃんは、一日のほとんどを「寝る・飲む・泣く」のくり返しで過ごします。
1回にまとめてぐっすり長く眠るというより、2〜3時間おきに起きて授乳するサイクルが続くのが一般的です。

・昼夜の区別がまだついていない
・短いサイクルでこま切れに眠る

このため、ママもまとまった睡眠がとりにくく、とても疲れやすい時期でもあります。

できる範囲で、こんな工夫もおすすめです。

  • 日中はカーテンを開けて自然光を入れ、夜は部屋を少し暗くして「昼と夜」のメリハリをつける
  • 寝る前の部屋は、テレビやスマホの音を少し落として、落ち着いた雰囲気にする
  • ママひとりで頑張りすぎず、パートナーや家族に抱っこや寝かしつけを手伝ってもらう

「ちゃんと寝かせなきゃ」と完璧を目指さなくて大丈夫。
ママが少しでも休めるタイミングをつくり、ゆるくリズムを整えていくイメージで過ごしてみてください。

 

正しい授乳の仕方

授乳は、赤ちゃんの栄養補給と同時に、ママと赤ちゃんの大切なスキンシップの時間でもあります。
とはいえ、20〜30代の初めてママにとっては「これで合っているのかな?」と不安になりやすいポイントでもあります。

授乳のときは、次のような点を意識してみましょう。

  • ママがリラックスできる姿勢(ソファやクッションを活用)で、無理のない体勢をとる
  • 赤ちゃんの頭・首・背中が一直線になるように支え、乳首を深くくわえさせる
  • 片方だけで終わらせず、赤ちゃんの様子を見ながら両方の胸から飲ませる
  • 授乳後は、縦抱きにして軽く背中をさすり、ゲップを促す

母乳の量や回数、ミルクを足すタイミングなどは、赤ちゃんによってベストな形が違います。
「飲む量が少ない気がする」「飲んだあとによく吐いてしまう」など気になることがあれば、早めに小児科や助産師さん、母乳外来に相談してみてくださいね。

 

定期的な健康診断

新生児〜生後1ヶ月ごろまでは、見た目だけでは分からないトラブルが隠れていることもあります。
そのため、日本では「1ヶ月健診」がとても大切なチェックの機会になっています。

1ヶ月健診では、主に次のようなことを確認します。

  • 身長・体重・頭囲・胸囲などの測定
  • 体重の増え方が順調かどうか
  • 黄疸や皮膚トラブル、へその状態など
  • 心臓の音や呼吸の様子
  • 股関節や筋肉の動きに問題がないか

また、健診は「ママの不安を話していい場所」でもあります。

  • 授乳の回数や量はこれで大丈夫?
  • うんちやおしっこの回数・色が心配…
  • よく泣くけれど、これって普通?
  • ママ自身の体調やメンタルの不安

こういったモヤモヤも、ぜひそのまま質問してOKです。
「こんなこと聞いていいのかな?」と思うようなことでも、専門家に聞いてみると安心感が全然違います。

定期的な健康診断や予防接種のスケジュールは、地域の保健センターから届く案内や母子手帳を参考にしながら、忘れないようにカレンダーなどにメモしておくと安心です。

 

対象年齢に合った発育指標の追跡

SNSなどで他の赤ちゃんの様子を見る機会が増え、「周りの子と比べてしまう」というママも多いかもしれません。
でも、赤ちゃんの成長ペースには大きな個人差があります。

母子手帳に載っている成長曲線(発育曲線)を目安にしながら、

  • 身長・体重が大きく外れていないか
  • 急激な増減がないか
  • 月齢に応じた発達の目安(目で物を追う、音に反応する など)

を、ざっくりとチェックしていきましょう。

「曲線から少しずれているかも…」と心配なときは、ひとりで抱え込まず、小児科や健診のタイミングで相談してみてください。
わずかなズレなら問題ない場合も多いので、専門家の意見を聞くことが安心につながります。

十分な運動

生後1ヶ月の赤ちゃんにとっての「運動」は、大人のようなトレーニングではなく、
手足をバタバタ動かしたり、抱っこで揺られたりすることも立派な運動です。

  • 機嫌の良いタイミングで、手足をやさしくさわってあげる
  • 話しかけながら、足を「自転車こぎ」のようにゆっくり動かしてあげる
  • 短時間のうつぶせ遊び(医師から許可が出ている場合、必ず大人がそばで見守る)

こうした軽い運動は、筋肉や体幹を育てるだけでなく、スキンシップにもつながります。
赤ちゃんの表情を見ながら、負担にならない範囲で取り入れてみてください。

清潔な環境

赤ちゃんは、まだ免疫が十分ではないため、清潔な環境で過ごすことが大切です。
とはいえ「家中をいつも完璧にピカピカに!」と頑張りすぎる必要はありません。

まずは、次のポイントを意識してみましょう。

  • 赤ちゃんが過ごす場所(ベッドや布団、バウンサー周り)を中心に、ホコリやゴミをこまめに掃除する
  • 授乳クッションやタオル、スタイなど、口元に触れるものは定期的に洗濯する
  • 来客があるときは、抱っこする前に手を洗ってもらうようお願いする

お散歩については、長時間の人混みや、換気の悪い場所を避ければ、
短時間ベビーカーで外の空気を感じさせてあげるのもリフレッシュになります。
気になるときは、かかりつけ医や健診のときに、外出の目安を相談してみると安心です。

感染予防

新生児〜生後1ヶ月ごろの赤ちゃんは、ウイルスや細菌に対してとてもデリケートな時期です。
家族みんなで、できる範囲の感染予防を意識していきましょう。

  • 外出から帰ったら、まずは手洗い・うがいをしてから赤ちゃんに触れる
  • 風邪気味の家族がいる場合は、できるだけ赤ちゃんとの距離をとる・マスクをつける
  • 人混みや混雑した室内への長時間の外出は控えめにする

また、予防接種のスケジュールは生後間もないうちからスタートします。
母子手帳の予防接種欄を確認しながら、接種時期や予約のタイミングを逃さないよう、早めにスケジュールを立てておくと安心です。
詳しい内容は、必ずかかりつけ医や自治体の案内を確認してください。

親のサポート

最後に何より大切なのが、「ママ自身の心と体のサポート」です。

生後1ヶ月は、睡眠不足やホルモンバランスの変化も重なり、
「涙が出てしまう」「イライラしてしまう」「自分を責めてしまう」と感じるママも少なくありません。

  • 家事は“完璧”を目指さず、「今日はできたことだけで花丸」と考える
  • パートナーや家族に、具体的にやってほしいことを言葉にしてお願いする
  • つらい気持ちが続くときは、自治体の相談窓口や産後ケアサービスも頼ってみる

赤ちゃんにとって、「笑顔のママ」「少しでも元気なママ」がいちばんの安心材料です。
完璧な母親である必要はありません。
できない日があっても大丈夫。
ゆっくり一歩ずつ、赤ちゃんと一緒に“ママ1ヶ月目”を歩んでいきましょう。